【邦楽】ノスタルジックな夏を思わせる曲10選

2020年9月1日

ノスタルジックな夏

こんにちは。テラサキマサキです。

前回の記事では、洋楽の中からノスタルジックな夏を思わせる曲を
まとめさせていただきました。

本記事では、邦楽の中からノスタルジックな夏を思わせる曲を
10曲まとめさせていただきました。
全て素晴らしい曲なので、ぜひ聴いてみてください😀

そなちね / Tempalay

あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ
北野武監督の映画「ソナチネ」からインスパイアされたと思われる作品。
ゆっくりと展開していく独特な曲調にただただ翻弄されてしまいます。

MVも凄くクオリティの高い仕上がりになっていますね。
少年が研究した「自由」(自由研究)が、
こめかみに当てた銃口の先にあったのかどうかは分かりませんが、
少年の身の周りで起きていた悪い状況が好転していくラストは
皮肉な内容になっていて良いですね。

CALL ME IN YOUR SUMMER / SHE IS SUMMER

ふわりと高く舞うような声で歌う
MICOのセンスが光るセンチなシティポップ。
お洒落な雰囲気を醸し出す曲風ですが、
個人的にこの曲はめちゃくちゃ悲しい曲を歌ってると思っています。

夏が降る / 君島大空

透明感が広がるハイトーンな歌声に
クラシックギターを掛け合わせた光のすじのような曲。
雲の隙間から差し込む光のすじを「光芒(こうぼう)」と言うらしいんですが、
君島大空 の曲はそういう光のすじを感じてしまいます。

正午の庭(Midsummer Stroll) / White Heaven

ウォーキングベースとピアノがジャズっぽい
White Heavenの曲の中でも一風変わって聴きやすく、
それでいて官能的なギターが光るWhite Heavenの名曲です。

2ndアルバムと称される「NEXT TO NOTHING」に収録されていますが、
Amazonでも取り扱いがなく、入手が比較的難しいCDになっています。
正午の庭(Midsummer Stroll)は、P.S.F. Recordsからリリースされた
Tokyo Flashback3でも聴くことができます。

個人的にTokyo Flashback3は、シリーズの中で神盤。

暑中見舞-憂鬱な午後- / エレファントカシマシ

エレファントカシマシ の12枚目のアルバム「ライフ」に収録されるシングル曲。

人生の先が見えてしまうと途端に面白味がなくなりますよね。
そんな安定よりも予測不可能な刺激を求めてしまう悪い心を歌った曲。

この頃のエレカシは
「暑中見舞」⇒「普通の日々」⇒「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」と
何気ない日常に潜む憂鬱を歌ったシングル曲をリリースしていますが、
最終的には自分の人生の充実性とか満足度とかではなく、
自分の大切な人の幸せを願う尊さに着地してると思っています。

夏の日の午後 / eastern youth

https://youtu.be/0Nqpv_3x73U

誰にも打ち明けていない罪の呪縛に苦悩する夏の文学ロックソング。
手水のベースボーカルだった村岡ゆかのベースがエグい🤩

最近フジロック’20でこのライブ映像が配信されましたね。
坊主頭の残像が残るサムネはだいたいeastern youthという
謎の現象が起こりがちの熱いライブは必聴です❗

「HEART」の「Crazy On You」でも触れた
映画「ヴァージン・スーサイズ」の主要曲とも言える
「AIR」の「Playground Love」という曲があるんですが、
歌のメロディが夏の日の午後の最初に吹く口笛がと似てるんですよね💦
AIRのほうが後に曲を出しているので直接関係はないと思うんだけれど、
こういうシンクロが起こるから世の中って不思議に思う。

Summer Stiuation / STUTS×SIKK-O×鈴木真海子

歳を重ねて欲深い人間になってしまった今となっては
夢物語のようなチルラップ。

バイト休みの日に何もすることがなくて、
ぶらりとドライブでもしよっかって友達を誘ったりした何気ない日々。
何物にも代えられない価値ってのは有限で、
気付いたら消えていくんだなと思ったりしました。

Summer Gate / 佐藤千亜妃

ヒートアイランド現象で加熱された街を
メロウにクールダウンしてくれるようなシティポップ。

きのこ帝国のボーカルだった佐藤千亜妃が
この曲「Summer Gate」を出した時はぶっ飛びました。

ただ、それと同時にきのこ帝国の活動が終わりに向かって
進んでいたのかなと考えてしまうと複雑な気持ちにもなる。
過去の幻影を追い続けてしまうような夏の扉がこの曲にはある。

傷 / タテタカコ

美しいピアノの旋律とともに、
心をえぐるような詩を歌うタテタカコさんのこの曲は、
大切な人を失った夏の悲しい思い出を歌った曲と思われます。

初めと終わりに聞こえる川のせせらぎも、
暗い過去を連想させてしまいますね。

通りすぎただけの夏 / ゆらゆら帝国

ノスタルジック夏を思わせる曲のまとめとして、
最後は「ゆらゆら帝国」の「通りすぎただけの夏」をチョイスしてみました。

期待することの虚しさと、何事にも必ず終わりがあることを諭されるような曲です。
それぞれの出来事にどんな感情が生まれていたかとかは関係なく、
始まりと終わりがただあるという客観的な冷めた視点。

寂しい考えかもしれないけど、
始まりがあれば必ず終わりがあるってことを受け止めて、
今年の夏がどうであれ、これからをどうするか考えていきたいですね。
前向きな意味で。

おわりに

「ノスタルジックな夏を思わせる曲10選」というタイトルで書きましたが、
いや夏ギリギリの更新で申し訳ないです😂
(いや、間に合ってないか💦)

みなさんの夏はどのような夏でしたでしょうか。
人によっては、コロナによる自粛で気疲れした夏だったかもしれないし、
人気のいない山や海にでかけて意外と満喫できた夏だったかもしれないし、
好きな人と出会えた夏だったかもしれないし、
別れのあった辛い夏だったかもしれないし、
人それぞれ色んな夏があったと思います。

自分が住む沖縄では台風ラッシュが続いていて、
秋の香りなんて微塵も感じないのですが、
人は人、自分は自分というスタンスで
前向きに生きていきたいなと思ったりしています。