何度でも聴ける個人的に好きなカバー曲10選

個人的に好きなカバー曲

こんにちは。テラサキマサキです。

映画「アイデン&ティティ」の「カバーじゃないだろ。コピーだろ」みたいな感じのシーンが好きです。

なんとなくでYouTubeを漁ってたら、「POiSON GiRL FRiEND」の「Poptones(Public Image Ltd cover)」がアップされているのを見つけました。この曲が収録されている「das Gift」のCDは入手困難なので聴くのを諦めていたんだけれど聴けて良かった。

カバー曲って、アーティストのルーツを知るきっかけになったり、既存の曲と演奏者のコラボ感があって良いですよね。
今回は、個人的に好きなカバー曲を10曲まとめてみました。

私は私よ / カネコアヤノ(高田渡 cover)

もともと原曲を知らなくて、カネコアヤノのカバーからこの曲を知るきっかけになりました。
完全に自分のものにしている歌い方で、カネコアヤノのセンスに驚かされる1曲です。
アダルトな世界を感じさせる歌詞を、彼女の脅威的な表現力でじっくりと聴かせてくれます。

退屈な日々にさよならを / てる(カネコアヤノ cover)

実はこのカバー曲を紹介したくてこの記事を作ることにしたっていうのがあります。
映画「退屈な日々にさようならを」の主題歌でもあり、どこか陰鬱な雰囲気を感じさせる曲ですが、さらに不安定な精神状態を感じさせるカバーが素晴らしくマッチしていて何度も聴いてしまいました。この音源はずっと残されるべきものと思います。

Warm On A Cold Night / Luli Lee(HONNE cover)

韓国でソロシンガーソングライターとして活動するベーシストLuli Leeの「Warm On A Cold Night」は、MarioのLet Me Love Youを彷彿させるような幻想的なサウンドがとても魅力的です。
その後に加えられるLuli Leeの無骨なベースもカッコよく、とても良いアレンジだと思いました。

Islands / 朝生愛(King Crimson cover)

たぶん、崇高な音楽を理解できる人からしたらキングクリムゾンの原曲を推すのだと思います。
けれど、自分は朝生愛のカバーバージョンがとても聴きやすく、浮遊感をもって優しく体に澄み渡っていく気がするんです。曲の始まりに鳴るスネアの連打や、静かにリズムを綴るドラムも良いです。

Tonight, Tonight / MUNYA(The Smashing Pumpkins cover)

MUNYAはスマッシング・パンプキンズの人気曲Tonight, Tonightを美しくカバーしました。
MUNYAの存在は、音楽配信アプリSpotifyを通して知ることができました。星に乗って流れるような心地良い歌声とサウンドで、そこには切ない憎悪に満ちた復讐心はありません。

Beat It / ASTERISM(Michael Jackson cover)

「ASTERISM」は、ライブステージでマイケルジャクソンの「Beat It」をパワフルなロックバージョンでカバーしています。2019年のステージなので、ギターHAL-CA(ハルカ)とベースのMIYU(ミユ)は当時17歳前後と思われます。曲出だしの3段スライドやアームを使った奏法のギターにただただ痺れるばかりです。

The Dance of Eternity / Unlucky Morpheus(DREAM THEATER cover)

プログレッシヴ・メタル界のモンスターバンド、ドリームシアターの名曲「THE DANCE OF ETERNITY」を華麗にヴァイオリンカバーしたのは、日本のメロディックメタルバンド「Unlucky Morpheus」です。Jillの超絶的なテクニックは、もはや原曲を凌駕するほどの存在感を放っていて、非常に聴き応えのある力強いカバー曲となっています。

明日からではなく / ガガガSP(小谷美紗子 cover)

高校生の頃に聴いた「卒業アルバム」に収録されていて、当時はガガガSPのオリジナル曲だと思っていました。数年してから「小谷美紗子」のカバー曲であることを知りましたが、本カバーはガガガSPの熱量がとても合っていてカッコいいですね。カラオケで歌うならガガガSP風に熱唱したい曲です。

Pelicule / 神門(不可思議/wonderboy cover)

ヒップホップMCの神門による、泣けるカバー曲。
2011年6月23日に不慮の事故で急逝したポエトリーラッパー「不可思議/wonderboy」への思いを、「不可思議/wonderboy」の代表曲「Pelicule」のトラックに載せてラップしています。
所々に散らばる「不可思議/wonderboy」の曲群のフレーズや、彼との出会いから別れまでのストーリーが詰め込まれていて、涙なしでは聴くことができません。

サーカスナイト / 塩塚モエカ、uami、君島大空(七尾旅人 cover)

最後に紹介するのは、メロウなドラマティックソング「サーカスナイト」をカバーした「塩塚モエカ(羊文学)」、「uami」、「君島大空」の3人によるライブステージでの演奏です。
多くのアーティストにカバーされている「サーカスナイト」ですが、塩塚モエカのボーカルと君島大空のギターによって奇跡的な融合が果たされています。

終わりに

最近静かめな曲を好んで聴くようになっている傾向があって、今回個人的に好きなカバー曲をまとめてみても、なんだかそういった偏りがあるな~と思いながらこの記事を書いていました。

音楽の好みは人それぞれですし、年齢だったり、その時に置かれている状況によって変わるものだとは思うのですが、この記事を読んだあなたが、気に入る曲に出会えるきかっけになったら嬉しいです。