中毒性の高い、一人の夜に聴きたい曲5選

一人の夜

こんにちは、テラサキマサキです。

昨日は「何もない週末、孤独な夜を越す楽曲5選」という形でブログを更新したのですが、今日はそれの延長版として中毒性の高い、一人の夜に聴きたい曲を5つ選んでみました。

週末、何も予定がない寂しい夜や、暗めの作品に触れて一人で静かに過ごしたい夜なんかにおすすめです。

つぎの夜へ / ゆらゆら帝国

帯に記載されたキャッチコピー「今年はこれしか出しません。」が印象的だった、ゆらゆら帝国の6枚目のシングル曲。
個人的にゆらゆら帝国の最高傑作アルバム「Sweet Spot」とラストアルバムとなった「空洞です」の狭間にリリースされたこの曲は、7分以上にもわたってノスタルジックな夜を彷彿させるミディアムテンポのチルサイケ。
REMIX版がREMIXアルバムに収録されたくらいで、オリジナルはシングルCDでしか聴くことができませんが、ゆらゆら帝国の集大成と言っていいくらいの名曲だと思っています。

夜を抜けて / 君島大空

こんな美しい曲があっていいのだろうか、と思う。
1stアルバム「午後の反射光」の最後の曲に収録されており、オリジナルも良いのに、ライブ映像がこんなにも素晴らしいもんだから、睡眠不足の人はもう眠らなきゃ。アルコール中毒の人はお酒飲んでる場合じゃないよ。この世界は捨てたもんじゃないなって思えてしまうほどキレイな曲だなって思います。

ハイコウにて / 手水

本松洋子と松岡ゆかの二人で結成された岡山県の女性デュオバンド「手水(ちょうず)」。
心にズんと染みわたっていく彼女達の音は、静かで、どこか寂し気な陰鬱とした雰囲気をまとっています。

本当は彼女らの「夜を歩く」を選曲したかったのですが、YouTubeでは聴くことができないため1stアルバム収録の「ハイコウ」を選びました。現在1stアルバムは入手がほとんど不可能な状態で、Amazonやヤフオクを見ていても、全然出品されないですね(ほしい)。

松岡ゆかは現在eastern youthのベーシストとして活動しています。

夜、暗殺者の夜 / 裸のラリーズ

ジャパノイズの界隈で伝説となっている「裸のラリーズ」の「夜、暗殺者の夜」。
海外では「Les rallizes Dénudés(レ・ラリーズ・デニュデ)」という名前で知られています。自分はまだラリーズの魅力が分かっていないにわか者なんですが、この「夜、暗殺者の夜」はわりと聴きやすくて好きだったりします。

また、数多くあるYouTube動画の中でも、自分はこの映像との組み合わせが好きです。もうこれがMVでいいじゃんとも思ったりもします。この映像がいつどんな理由で撮られたものなのか詳細は不明なのですが、カメラ目線になる子がいないことから盗撮映像?とも思ったりします。ハイセンスな組み合わせ過ぎてたまりません。

孤独を図る / 静香

サイケデリックバンド「静香」の曲の中で一番好きな曲です。
静香の詩の世界が50BPMくらいのテンポでゆっくりと展開されていき、歌詞に入る「血の中の叫び」や「悲しい色彩」、「歪んだ夜」なんかのワードは、彼女に纏わりつく呪いのような運命を歌っているようにも聞こえてきます。そして、曲終盤に激しくかき鳴らされる三浦真樹のギターは彼女に対しての祈りなんじゃないかと思うと、激しくも悲しい美しい曲だと感じるんです。

おわりに

変異株のコロナ感染の報告が増えてきていて、ますます外出がしづらい状況になってきました。今週末飲みに行く予定を入れていた人も、急遽取りやめる人も多いのではないでしょうか。今回紹介した曲の中に気に入る曲があれば幸いです。