『血のバレンタイン(1981)』を観たよ

血のバレンタイン

最近、ラッパーのマシンガンケリーが
Bloody Valentineという曲をリリースしてたので、
この映画を観てみた。

マシンガンケリーのBloody Valentineの
コーラスでは、こんな歌詞がある。

You,ii be my bloody valentine tonight
(今夜は俺の血のバレンタインになってくれ)

上の歌詞がこの映画「血のバレンタイン」を
例えているものだとすると、爽やかな曲に
かなり猟奇的な愛情表現を持ってきたなと思う。

2020/5/21に公開されたオフィシャルビデオを観ると、
正常ではない好意は演出されていて、またセクシーで良かった。
映画「血のバレンタイン」へのリスペクトは
あまり感じられなかったけれど。

ちなみに、シューゲイザーバンドの
マイブラ(My Bloody Valentine)は、
この映画を由来にしているとのこと。

■感想
この映画は、3つの要素が絡み合うストーリーになる。

1.20年前のバレンタインデーに起きた炭鉱での爆発事故
2.爆発事故生存者ハリーの復讐劇(後に精神病院へ…)
3.サラを取り合う今彼(アクセル)と元彼(T.J.)

自分はスクリームとかラストサマーのような
サスペンスホラーは大好きで、
この「血のバレンタイン」も似たような感じだった。
登場人物の誰がガスマスク男なんだろうと考えながら観ると面白い。

陽気な髭デブのキャラが
可愛い彼女と楽しそうイチャイチャしているのを見て、
彼はきっと一番酷い死に方をするんだろうなって思いながら観てた。
結果その通りになるんだけれど、髭デブ男の彼女がいい娘過ぎて
彼女が殺されてしまうシーンは辛かったなぁ。

80年代の田舎町の雰囲気×犯人当てホラー×スプラッター
の、3要素が好きな人にとってはたまらない映画だと思う。

けど、自分が観たのは
残虐シーンがカットされたオリジナル版だったのが残念。

完全版に収録されている残虐シーンの画像を
まとめているサイトがあったので貼っておきます。
オリジナル版『血のバレンタイン』でカットされた残酷シーン
※グロ注意

ヒロインのサラを救出しに行くために、
今彼のアクセルと元彼のT.J.が協力し合うシーンは
男らしさがあって素直にカッコよかった。

自分も好きな女性を親友に盗られた経験があるけれど、
好きな女性が殺人鬼の潜む炭鉱に残されていたとしたら、
恋敵と手を組んででも、救出に向かうと思う(当然)。
そんで、恋敵もいいやつだから一緒に行ってくれるはず(願望)。
結局、好きな人の幸せを願うのが男なんだろうなと思う。

■お気に入りシーンベスト3
3位.炭鉱仲間と仕事上がりに町に繰り出すシーン
2位.犯人が分かってからエンディングまで
1位.老害ジジイがトラップを仕掛けた直後に死ぬシーン